片付け上手


それって本当に要冷蔵?冷蔵庫の中身を整理整頓すると家事効率アップ!


冷蔵庫の中が物が多くてごちゃついていたり、気が付くと賞味期限が切れていたものが沢山!なんてことありませんか?使いやすく、無駄がなく掃除がしやすい冷蔵庫保存を目指してみましょう。冷蔵庫収納の整理整頓術をご紹介します。

冷蔵庫に不要な物まで入れていませんか?それって本当に要冷蔵?

冷蔵庫で保管している食品は本当に冷蔵庫で保管すべき食品でしょうか?買ってきたらなんとなくだったり、封を開けたらとりあえず冷蔵庫へ入れていませんか?冷蔵庫で保管しているような食品の最適な保管場所を調べてみました。

・小麦粉・・・常温保存が適しています。直射日光、高温、湿気のたまりやすい場所を避けて、密閉容器に入れて保管しましょう。冷蔵庫では結露によるカビの発生や、におい移りの心配がありますので避けたほうがいいでしょう。

・てんぷら粉・お好み焼き粉・・・冷蔵庫で保管しましょう。害虫を防ぐために必ず封をして、におい移りを防ぐのに密閉容器に入れるのがいいでしょう。

・醤油・・・冷蔵庫で保管しましょう。容器がペットボトルや瓶の場合は、開封後に空気に触れて劣化が進みますので、冷蔵庫で保管した方がいいでしょう。ですが、空気に触れない構造のボトルで販売している醤油は常温保存で大丈夫です。

・本みりん・・・常温保存が適しています。直射日光、高温、湿気のたまりやすい場所を避けて保管しましょう。ただし、注意です。みりん風調味料は、アルコール度が1%未満のものがあり開封後は冷蔵庫保存が良いでしょう。本みりんとみりん風調味料の見分け方は、本みりんはアルコール度が14%前後に対し、みりん風調味料は1%未満ものが多いでしょう。パッケージをよく見て確かめてみましょう。

・スパイス類・・・常温保存が適しています。直射日光、高温、湿気のたまりやすい場所を避けて保管しましょう。冷蔵庫のドアポケットなどで保管していませんか?開け閉めによって気温が上下しやすいのでスパイスの容器の中が結露してしまう事も。冷蔵庫での保管は避けたほうがいいでしょう。

・バター・・・冷蔵庫で保管しましょう。しかし、バターは冷凍しても大丈夫です。1回に使う分量で小分けにしてラップをし、密閉容器にいれて冷凍庫で保管しましょう。使う前に冷蔵庫に入れたり、常温で自然解凍させましょう。冷凍の方が風味などが損なわれずに保存できますよ。

・食パン・・・常温保存が適しています。冷蔵庫の温度がパンの腐敗を速めてしまうので、直射日光、高温、湿気のたまりやすい場所を避けて保管しましょう。買ってきてすぐ食べない場合は、冷凍保存するとよいでしょう。食べるときは、凍ったままいつもよりちょっと長めにトーストしましょう。

・海苔・・・冷蔵庫で保管しましょう。密閉容器に乾燥材を入れて保管しましょう。ただし開封時は注意です。使う時は冷蔵庫から出して、常温に戻してから袋を開けましょう。冷蔵庫から出してすぐに開けると結露がおきて海苔が湿気ってしまいますよ。

・お茶っぱ(緑茶)・・・開封前は、冷蔵庫で保管・開封後は常温保存が適しています。ただし海苔と一緒で開封時は結露に注意です。使う時は冷蔵庫から出して、常温に戻してから袋を開けましょう。開封後は、他のニオイを吸いやすいので、直射日光、高温、湿気のたまりやすい場所を避けて保管しましょう。

その他

【冷蔵庫で保管】
マヨネーズ・味噌・ドレッシング・めんつゆ・ポン酢・ケチャップ・葉物野菜

【常温保存】
玉ねぎ・イモ類・パスタ・お酢・バナナ・トマト・根菜類

ただし、夏場など高温多湿の時期は、常温保存可能な食品も冷蔵庫も利用して、腐らせないように保管しましょう!

冷蔵庫内のごちゃごちゃを解決しましょう

さて冷蔵庫に保管するもの、しなくてよい物を分けることが出来たら、次は冷蔵庫の整理整頓方法をみていきましょう。冷蔵庫の部屋ごとにご紹介していきます。

冷蔵室

温度は約3℃で、冷蔵庫で最も使うことが多い部屋でしょう。(お惣菜・卵・豆腐・納豆・牛乳・飲料等)

冷蔵室はまず食品をしまう場所、特等席を決めましょう。決まった場所にしまうだけで、冷蔵室を開けて物を探したり、2重買いすることをなくせますよ。

また詰め込みすぎは厳禁です。空いているスペースは無理に詰め込まず、開けておき、残り物などを収納するといいでしょう。残り物はタッパーなどに入れて目立つところに置いて、早く消費するように心がければ無駄が減らせますよ。

<毎日使うもの>
取り出しやすい真ん中の段へ、使うものをジャンルに分けてまとめてカゴや、トレイにしまうと取り出すときに楽です。例えば、朝のごはんのお供セットや、パンのセット、お味噌汁セット等自分が使いやすいようにまとめましょう。

<一番上の段>
飲料などはドアポケットに置く場合が多いかと思いますが、意外とドアポケットに入れたい物は多くありませんか?ペットボトル等の寝かせて置ける飲料は一番上の段にしまうと、ドアポケットのスペースを有効活用できますよ。他には、細かい調味料をかごにまとめて置いておけば、使う時にかごごと取り出せば開け閉めも少なくて済みます。

<ドアポケット>
牛乳や、ドレッシング、大きめの調味料などを、手前に背の低い物、奥に背の高いものをしまうと見やすく使いやすいです。またチューブ式のからし、ワサビなどはペン立てや、マグカップ等を利用して立ててしまいましょう。

チルド室

冷蔵室より温度が低めの約0℃で、鮮度をより長く保つことが出来ます。(肉・魚・チーズ・バター・かまぼこ・ハム・ソーセージ等)

すぐ使うものは手前に入れて、すぐ取り出せるようにしましょう。またチーズや、細々としたものはジップロップや、かごに入れておくと取り出しやすいですよ。肉や魚は、買ってきたらトレイから出して、ラップに包みジップロップに入れて保管しましょう。

冷凍室

温度は約-18℃で、食品を凍らせて長期保存できます。(肉・魚・冷凍食品・アイスクリーム等)

食品を立てて収納するとよいでしょう。ジップロックには食品名と冷凍した日付を書いておきましょう。冷凍庫は深い引き出しの構造が多いので、食品を横にして積み重ねていると、下に重なった食品が忘れ去られてしまっていませんか?立ててしまう事で、在庫の把握が出来きますよ。

<使える収納グッズ>
カゴ、ブックスタンド、つっぱり棒等を使って引き出しの中を仕切りましょう。つっぱり棒は縦でも横でも好きな方向でつっぱるとそれだけで仕切りになりますよ。仕切ったらタッパー、ジップロックに入れた食品を収納してみましょう。冷凍食品は立てて並べるだけでOK。

野菜室

冷蔵室よりやや高めの約6℃です。(野菜・果物・飲料)

野菜室は立ててしまうのがコツです。積み重ねると下の野菜が忘れ去られてしまう事もあるので、注意です。また、野菜は育った状態に近づけて保管すると長持ちしますよ。かごや、ペン立て、半分に切った牛乳パックで仕切り作ると、スッキリと収納できます。

<使える収納グッズ>
意外な便利グッズは紙袋です。形も野菜に合わせて変えることもできますし、何より汚れてしまっても捨てればいいので掃除が楽になりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?多くの食品に共通していることは、直射日光や、高温多湿を避けることですね。また密閉することが保管をする上で重要でした。保管するものに合った密閉容器などを利用して、冷蔵庫で食品を上手に収納しましょう。